こんにちは、うっさんです。
自転車(ロードバイク・クロスバイク等)で、向かい風が強くて進まないということはないでしょうか。
僕は結構あります。(*’▽’)
特に河川敷等で強風が吹き荒れることがありますよね。
自転車(ロードバイク・クロスバイク等)のスピートを阻害する主な原因の1つに風の影響があります。
本記事では、向かい風に対抗するための基本フォーム、およびトレイン(ドラフティング)について記述します。
初心者向けになると思います。(*’▽’)
■目次
・自転車走行時の向かい風の威力
・自転車走行時の向かい風を軽減できるか?
・向かい風での走行フォーム
・トレイン(ドラフティング)
・トレイン(ドラフティング)の車間距離
・トレイン(ドラフティング)の停車時の注意点
自転車走行時の向かい風の威力
自転車(ロードバイク・クロスバイク等)で、向かい風が強くて進まないということはないでしょうか。
僕は結構あります。
特に河川敷等で強風が吹き荒れることがありますよね。
なんかいつも疲れている帰りが強風で、河川敷の自転車道嫌い病が発症しそうです。( 一一)
ロードバイクはうまいことできていて、平地で無風であれば、漕がずにそれなりの距離を惰性で進めるほど摩擦抵抗が低いです。
自転車(ロードバイク・クロスバイク)のスピートを阻害する原因は、上り坂と、今回取り上げる風(あとは信号か。。)であるといえます。
自転車走行時の向かい風の威力の例として、風速5mを30km/hで走行しようとすると、平地を40km/hで走行するパワーが必要といわれます。
また、風速8mの中、自転車が20km/hで走行すると、斜度6%程度のヒルクライムをしているのと同様といわれたりもします。
風速8mはそうそうないにして、半分で斜度3%としても、その辺の峠の平均斜度ぐらいを進み続けるわけです。
そらしんどいですね。(*’▽’)
逆に、登り坂が好きな方は、平地で坂の練習ができてうれしいのでしょうか?( 一一)
自転車走行時の向かい風を軽減できるか?
向かい風自身を弱めることはできませんが、影響を軽減することは多少できます。
2点あります。
1点目は、『走行速度を落とすこと』です。
2点目は、『風に当たる面積を小さくすること』です。
空気抵抗については、次のような式で簡易表現されることが多いです。
空気抵抗 = 空気抵抗係数 × 前面投影面積 × 走行速度
実際は、物体の形や大きさや速さによって複雑に変化し、一般化できないそうです。
物体が球で変形せず,物体の速さがあまり速くないとき、空気抵抗は、およそ速度に比例するといわれます。
空気抵抗ほかにも、摩擦抵抗や勾配抵抗、加速抵抗等いろんな抵抗要因があります。
空気抵抗に関し、影響するのは、前面投影面積と速度ぐらいの理解でよいでしょう。
それでは、1点目の『走行速度を落とすこと』からいきましょうか。
もう言葉のとおりですね。
でも、向かい風ですでにゆっくり行かざるを得なくなっているので、速度は落とせないだろうと思います。(*’▽’)
速度を落とせるのであれば、その方が楽に進むことができるということです。
2点目、『風に当たる面積を小さくすること』です。
これは、自転車(ロードバイク、クロスバイク)であれば、正面からみた自転車車体と体のシルエット(表面積)ですね。
用語的には、前面投影面積というみたいです。
『風に当たる面積を小さくすること』については、2点対策が考えられます。
1点目は体にフィットしたウェアにするということです。
だぼだぼの服を着れば、その分表面積は大きくなりますね。
また、服自体が変形するので、風を受けてヨットの帆の状態になります。(*’▽’)
慣れていない方は抵抗があるかもしれませんが、サイクルジャージとレーパンを着た方が、向かい風に対しては楽です。
2点目はフォームを変更して、前面投影面積を小さくすることです。
要するに、体を折り曲げて、正面からみた体のシルエットを小さくすることです。
向かい風での走行フォーム
前述したとおり、向かい風では走行フォームを、体を折り曲げて正面からみた体のシルエットを小さくすることで楽に走行できます。
そのためには、顔の位置を低くすることが必要です。
ロードバイクの場合、下ハンドルを持てばいいという人がいます。
確かに顔の位置が低くなり、正面のシルエット(前面投影面積)が一番小さくなると思いますが、態勢的に耐えられるのか?という疑問があります。(*’▽’)
短い距離であれば、下ハンドルでよいとおもいます。
ただ、長い距離向かい風の中で進まないとだめなのであれば、ブラケット辺りを持ってエアロポジションをとった方が、長い間耐えられると思います。
ブラケット辺りを持つのであれば、腕の位置を左右に広げるのではなく、できるだけ真っすぐ脇を閉めて手首をハンドルに当てるようにすれば、正面からみた体のシルエット(前面投影面積)を小さくできるでしょう。
こうではなく
こんな感じ
トレイン(ドラフティング)
トレイン(ドラフティング)を知らない初心者の方に一応説明すると、複数台で1列になって走行しているのを見たことないですか?
あれは、ただただ仲がいいのではなく(*’▽’)
前に走行している自転車の後ろにつき、風よけにしているんです。
要するに向かい風を軽減できます。(上記の式で言えば、空気抵抗係数を軽減する行為になります。)
このトレイン(ドラフティング)は、効果絶大です。
体験されたことがない方は、サイクリング仲間がいらっしゃれば、試してみてください。
僕も経験するまでは、「そんなに変わるもんではないやろ」と思ってましたが、実際やってみると感動するぐらい楽になります。
言い過ぎかもしれませんが、トレイン(ドラフティング)すると、ほとんど漕がなくても良い状態になります。
コツは、ドラフティングポジションにはいったら、ギヤを2~3段ほど重くします。
そうすると、ある程度のスピード(30km/hぐらいまで、それ以上は重いギヤがなくなるので、漕がないとダメです。(*’▽’))であれば、時より漕ぐだけで、ついていくことが可能になります。
ロードバイク・クロスバイクは、摩擦抵抗が極限まで小さいので、風(空気抵抗)や登り坂(勾配抵抗)がなければ、かなり長い間スピードが維持されます。
そういった自転車の特性を生かした走行方法ということです。
トレイン(ドラフティング)の車間距離
ドラフティング)の車間距離の有効範囲は、前の自転車の後ろタイヤから7mぐらいは、空気抵抗軽減にありつけるといわれています。
もちろん、近づけば近づくほど、空気抵抗は少なくなります。
ただその分、接触の可能性が高くなるので、注意が必要です。
近づくのは、前を走行している方の走り方を熟知してからにした方がよいです。
特に初心者の方の後ろは、危ないです。
急に強めのブレーキをかけたりしますので、車間距離を多めにとった方が安全です。
よほどタイムを狙うようなレースでない限り、0.5~1m以上は車間距離をとった方がよいです。
前が初心者の方の場合は、2m以上はとった方がよいと思います。
トライアスロンでは、ドラフティングが禁止(一部大会を除く)されていて、大会ルールによって異なりますが、ある国内大会では前輪の先端から測定して縦10mをドラフティングゾーンと規定しています。
外国の大会では、もっと長い距離をドラフティングゾーンとしているところもあります。
それだけドラフティングは有効と認識されているのだと思います。
因みに、そこらを走っている方の後ろに、無言で張り付くと嫌がられますので、注意しましょう。(*’▽’)
トレイン(ドラフティング)の停車時の注意点
トレイン時の停止時の注意点ですが、後ろに自転車がついていることが分かっている場合、減速する場合や停車する場合は、ハンドサインや声で教えてあげてください。
でないと、突っ込まれる可能性があります。( 一一)
また、止まる際には前の自転車の後ろタイヤの位置より、後ろで止まるようにした方がよいでしょう。
仮にタイヤの位置をかぶせるのであれば、自分の前タイヤを、前の自転車の後ろタイヤから左右に離して停まってください。
なんでかっていうと、停車する際は、前の自転車が左に傾くからです。
国内は左側通行なので、大体の方が左足で着地します。
その際、タイヤに近づけて停まると、タイヤとタイヤが接触する可能性があり立ちごけの原因になります。
また、タイヤの接触に関わらず、何らかの理由で前の自転車の方が立ちごけする可能性もあるので、あまり前に出ない方がよいと思います。
雨にも負けず風にも風にも負けず自転車を楽しみましょう。
以上、うっさんでした。(*’▽’)また無駄に長くなってしまった。。
まとめ
- 空気抵抗についてまとめてみました。
- 自転車(ロードバイク・クロスバイク)は風に弱いです。
- 向かい風に対抗するには、正面のシルエット(前面投影面積)を小さくするようフォームを調整すれば楽に走れます。
- 仲間で走行する際は、トレイン(ドラフティング)で向かい風に対抗しましょう。