ロードバイクのチューブについて、普段はタイヤの下に隠れているので、あまり気にしたことがないですよね。
この記事を読めば、チューブの交換時期と、新しいチューブを選ぶ際に、確認すべきことが分かります。
この記事を書いている僕は、ロードバイク歴3年ほど。
これまで何度か自分でチューブの交換をおこないラテックスチューブも試してみたりしています。
■目次
・チューブの交換時期【寿命】はあるのかな
・新しいチューブの選び方
・チューブの種類はどんなのがあるの?
ブチルチューブ
ラテックスチューブ
次の世代(ポリウレタン系チューブ)
・自分のタイヤに合うサイズは?
チューブの交換時期【寿命】はあるのかな
チューブの寿命は、タイヤと同じぐらいですね。
タイヤを交換する際に、チューブも一緒に交換するようにしましょう。
(チューブをはずす時、リムに張り付いているのを、ピリピリ剥がしたりしますよね。
なんとなくダメージを与えている気がします。(*’▽’))
タイヤ交換時にチューブはまだ使えるんじゃないかと思いますよね。
僕も以前は使いまわしていました。
でも、そういう時にかぎってパンクしちゃうんですよね。( 一一)
グループツーリング中にパンクになって、メンバーに見守られながら(はよせい!という視線の中)、チューブを入れ替えるのも、なかなかプレッシャーがありました。(*’▽’)
そんな経験を経て、チューブはそんなに高いものでもないので、なんとなく自然とタイヤの交換時に合わせてチューブも交換しようと思うようになってきました。
ちなみに、古いチューブは、車でロードバイクを運ぶ時の固定ロープ代わりに使っています。(*’▽’)
チューブの種類はどんなのがあるの?
チューブは素材として、ブチルとラテックスがあります。
初心者がブチルチューブで、初心者を抜けてくるとラテックスチューブを使い始めるようなイメージがあります。
ただ、歴史的には逆だと聞いています。
昔はラテックスチューブが一般的だったが、ラテックスチューブは空気が抜けやすい(後ほど記述します)問題を解決するため、ブチルチューブが開発されたそうです。
なので、昔の人はブチルチューブ=最新スゲーって思っている可能性があります。
歴史は繰り返すのですね。(*’▽’)
ブチルチューブの特徴
クリンチャーホイールの完成車を買った場合、タイヤの中は、通常ブチルチューブが入っています。
石油から作られたゴムを使ったチューブです。
ラテックスチューブと比べ、空気が抜けにくく、少し重いです。
耐久性が高く、空気も抜けにくいので、通勤通学に使うのであれば、こちらがよいでしょう。
また、外部からの影響を受けにくいので(保存が楽)、パンク時の替えのチューブとして、長期間サドルバックに入れておくのに向いています。
重いといわれているブチルチューブですが、PanaracerからR’AIRというチューブが発売されています。
このチューブはブチルなのに、一部のラテックスチューブより軽いです。
僕自身は使ったことないのでですが、評判としては2極化している感じがします。
『すごくダメ』と『すごくいい』です。(*’▽’)
初期のロットでバルブに不良が多かったようで、それを体験した人は低評価。
パンクが頻発した方がいて低評価。
繊細なチューブのようなので、おそらく組付け時に気を付けないと、すぐ傷をつけてしまうのではないかと想像しています。
また、ブチルを薄くして軽量化している、かつラテックスのような高弾性ではないので、パンクしやすいチューブであることは、想像できます。
空気抜けが少なくて、ラテックスに匹敵するぐらい軽量のため、上記以外の方は、高評価です。
試してみてもいいかなと思っています。(*’▽’)
ラテックスチューブの特徴
天然ゴムから作られたゴムを使ったチューブです。
ブチルチューブと比べ、空気が抜けやすく、軽いです。
ラテックスチューブは、高弾性・高伸縮といわれています。
要するに、むっちゃ伸びるので、尖ったものにも耐性があります。
その結果、パンクにも強いといわれてます。
パンクにも強いのであれば、通勤通学に使った方がよいのではと思われるかもしれません。
が、2~3日もすれば空気が抜けてブヨンブヨンというか、完全に抜けてしまうので、通勤通学には向いていません。
なんだったら、朝空気を入れて深夜には、かなり抜けています。
軽いので、ヒルクライムやレース、朝出発で夜までに帰ってくるようなツーリングに向いています。
ほんとに軽いですよ。数十グラムの差なんですけどね。
鈍感な僕でも漕ぎだしで、実感できるぐらい違います。
また、高弾性のおかげなんですかね。乗り心地もよいです。(*’▽’)
ブチルチューブは保存が楽ですが、ラテックスチューブは、非常に繊細です。
油、光、熱に弱く保存にも注意が必要です。
保存が難しいためか、ラテックスチューブを提供しているメーカーも限られています。
保管・流通が難しいのでしょうね。
僕が知っている限りでは、SOYO、Vittoria、Michelinが販売しています。
また、みたことないですが、Vredesteinというところも出しているそうです。
僕自身は、Vittoria、Michelinを使ったことがあります。
どちらも、毒々しいピンクやら緑のチューブなので、交換時に微妙にテンションが下がります。(*’▽’)
前から気になってはいたんですが、25c対応と表記のあるラテックスチューブがないんですよね。下のチューブを、僕は25cのタイヤで利用していますが、問題は出ていません。
次の世代(ポリウレタン系チューブ)
ポリウレタン系チューブというものが、最近はあるとのことです。
軽くて、耐パンク性も高く、空気もラテックスほどは抜けにくいという、ほぼ最強なチューブのようです。
あとは、保存性がどうなのかですね。(*’▽’)
商品としては、Tubolito、REVOLOOP等があります。
国内で販売しているところが見つかりませんでした。
海外通販のサイトで見てみると、ロードバイク用はないのかな。。
あったあった(*’▽’)
700cじゃなくて28″で表示されていますね。
一つ40g前後ですって。。ラテックスチューブの半分くらいの重さですね。(*’▽’)
20ユーロ。。約2500円ですか。。高っ( 一一)
こうなってくると、チューブは卒業して、チューブレスにした方がいいんじゃない?(*’▽’)
自分のタイヤ(ホイール)に合うチューブサイズは?
まずは、クリンチャーホイールで、チューブレスで使っていないことが前提です。
(チューブレスの場合は、パンク時の予備チューブとして購入するのであれば問題ないです)
確認点が3つあります。
タイヤの外径、タイヤ幅、ホイールのリム高です。
タイヤの外径、タイヤ幅は、タイヤのサイドウォールにて確認ください。
最近のロードバイクは700×25cが多いと思います。
700は外径が700m、タイヤ幅が25mmという意味です。
チューブに対応範囲が記載されているので、範囲内のチューブを選んでください。
(ちなみに、ロードバイク以外は外径がインチ表記されています。20やら27.5やらです。)
次にホイールのリム高です。
ディープホイルはリム高が高いので、リム高より十分長いバルブのものを選択する必要があります。
容易に想像できると思いますが、短すぎるとバルブが出てこないので、空気が入れることができません。
また、ぎりぎりでも、空気入れを固定できないので、無理です。余裕を持ったバルブ長のチューブを選んでください。
(バルブエクステンダーというバルブを延長する機材もあります。)
またいうまでもないと思ったのですが、ロードバイクは仏式バルブを使っていますので、仏式バルブを購入しましょう。
上記を考慮すれば、購入したものが無駄になることはないでしょう。
ツーリング先でパンクし、適用範囲外のチューブしか手に入れられなかったような場合があるかもしれません。
その場合、結論からいえば、一時的なら十分適用範囲外のチューブを使用できます。
僕の経験でいえば、32cのタイヤに、20-23c対応チューブを入れて、使用することもできました。
(小さいタイヤに、大きいチューブは、使えると思いますが、入れるのが難しそうです。(*’▽’))
とりあえず、なんとか自転車で帰宅する選択をとる場合は、考えてみましょう。
まとめ
- タイヤを交換する際に、チューブも一緒に交換することをお勧めします
- ブチル、ラテックスの特徴を理解の上、選択しましょう
- チューブ購入前に確認することは、 タイヤの外径、タイヤ幅、ホイールのリム高 です
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