ロードバイク

初心者がロードバイクを購入する際の選び方を教えます!

投稿日:2019年1月31日 更新日:

はじめてロードバイクの購入を考えている方は、何を基準に選べばよいかわからないのではないでしょうか。今回はなにを基準にロードバイクの検討していけばよいのかを考えていきたいと思います。

この記事を書いている僕は、ロードバイク歴3年ほど。はじめてロードバイクを買った当初は、何がなにやらよくわからなかったですが、数年たった今の知見から書いてみたいと思います。

■目次

  1. 初心者がロードバイクを購入する際の選び方の基準 
  2. 次に考えること

1. 初心者がロードバイクを購入する際の選び方の基準

初めての方は、以下の3つを中心に考えればいいと思います。

1.1.用途

まずは、どのような用途で使うのかを考えてはいかがでしょうか。なぜかというと、冷静に考えてみると、もしかしたらあなたに最適な自転車は、クロスバイクや、マウンテンバイクかもしれないからです。(^_-)-☆

通勤がメインだったり、ポタリングや休日のショートツーリング、はたまたロングツーリング、ヒルクライムいろいろ用途としてはありますね。 よく通る道に途中に段差や未舗装路(グラベルという)があるとロードバイクでは少し怖いかもしれません。最近ではグラベルも走れるような太いタイヤをはけるフレームのロードバイク(グラベルロードとかアドベンチャーバイクなどという)もあります。 また、通勤で使う場合、ロードバイクだと盗難の心配があります。私も、長時間ロードバイクを路上に置いておくのは怖いです。

まずは、用途を考えてみましょう。個人的には、通勤以外であれば、ロードバイクでいいんじゃないかと思います。

1.2.予算

次に、予算を考えるのが良いと思います。

ロードバイクは、決して安いとはいえない買い物ですので、予算を確保することが必要になります。一般的なロードバイクを買おうとすると、最低限10万円は必要です。周辺グッズにもお金がかかります。たとえば、ヘルメット、ペダル、グローブ、ライトは必須といってもよいと思います。

僕も、ロードバイク本体でも相当高価なのに、周辺グッズでプラス何万にもなってしまい、相当予算オーバーした記憶があります。自分が出せる金額はあらかじめしっかり持っていた方がよいでしょう。到底手が出せない高額なロードバイクは、選択肢からはずしてしまいましょう。買い替えの際に、また候補に入れればいいじゃないですか。(^^)

1.3. デザイン・色

そして、これが一番大事なことです。

気に入ったデザイン・色のロードバイクを買いましょう。可能であれば、実物も見た方がよいです。なぜかというと、自分の気に入ったロードバイクが近くにあるだけで、モチベーションになるからです。気に入っているロードバイクで遊べるのは本当に気分がいいです。

はじめのころは、一人で走ることも多いかと思いますが、いずれサイクリングサークルに所属したり、サイクリング仲間ができたときに、他の人のロードバイクと比べてみても、やっぱり自分のロードバイク最高と思えていると、すごく楽しいんですよね。

2.次に考えること

2.1. 購入先

ロードバイクがはじめての方は、店舗で買う方がよいと思います。

一つ目の理由として、調整・修理をしてもらえる店を確保できることです。乗りはじめがロードバイクを一番壊しやすく、新しいものは調整(ワイヤーの初期伸び等)する必要が多いこと、そして、はじめはロードバイクを調整する技術が身についていないからです。

僕は1か月目に購入店で無料で初期点検・調整を実施していただきました。初心者のころは、立ちゴケしたり、河川敷の車止めで引っかかってホイールを振れさせたりしました。当時は、自分で調整できなかったので、購入店に持ち込んで直してもらいました。直してもらうお店が確保できていると、それだけで安心でした。

もちろん自分でメンテできる方、整備ができる友人がいるのであれば、インターネットで購入も問題ないと思います。インターネットで買うと、仮組みの状態で届きます。具体的には、ハンドルが箱に入るように外されていたりするので、自分で組む必要があります。サドル位置等は自分の身長に合わせて調整が必要です。その他、ブレーキの調整や、変速機の調整等も必要な場合があります。はじめての方、ロードバイクに詳しい友人がいないと途方に暮れることになると思います。(すでに途方に暮れている方は、少しお金が必要ですが近くのショップに持ち込んで調整してもらってください。中には自分のお店で売ったものしか修理しないポリシーのお店もありますが、どこかではやってもらえると思います。チェーン店のサイクルベースあさひでもやってもらえます。)はじめから調整はお店でやってもらう前提であれば、インターネットで購入することもOKです。

二つ目の理由としては、お店が主催するサイクリングイベントに参加できることです。これにより、ロードバイクの遊び方を教えてもらうことができます。

おすすめコース、休憩や補給、複数名走行での手信号や隊列方法等の経験を積むことができますし、参加者間でサイクリング仲間を作ることもできるでしょう。私は個人で走るのも好きですが、複数で走ることも大好きです。複数人で走る楽しさを知る前に、ロードバイクから降りてしまうのは、もったいないとおもっています。ぜひ、楽しいので複数人で走ってみてください。

また、私の場合、ロードバイクを購入したお店が、マウンテンバイクのイベント等も企画したりしていたので、お店のレンタルバイクを貸してもらってマウンテンバイクの経験をすることもできました。もちろん、まったくイベントを企画していない店もあると思うので、その辺は購入前の事前確認が必要です。また、サイクリング仲間を作る方法としては、サイクリングサークルに所属する方法もあります。

もし、数万円の違いでインターネットでの購入を考えていらっしゃるのであれば、店舗での購入をお勧めします。

2.2. フレームサイズ

体の大きさにあったフレームサイズのロードバイクを購入ください。体にあっていないと、疲れますし痛みが出たりします。

私はロードバイクを2台もっています。1台は従兄弟から貰った古いクロモリのロードバイクです。このバイク、私にはかなり大きいロードバイクでした。なんとか乗れるように、ハンドルまでの距離を短く(短いステムに交換)したり、サドル位置を下げて前に出したりしていますが、調整の範囲には限界があります。なかなかしっくりとしたポジションにはできませんでした。そのため、いまでも長距離は非常に疲れるロードバイクとなっています。

女性の方からたまにお聞きすることがあるのですが、700Cホイール用のフレーム(一般的な大人のロードバイク)で、メーカーによっては、最小のサイズであっても、大きすぎることがあるようです。フレームもそうですし、STI(ブレーキレバーと変速切り替えをする装置が一体となったもの)の調整をしてもブレーキレバーにとどかなかったりするようです。

その場合、700c用ではなく、650用もしくはジュニア用のロードバイクの検討や、STIをあきらめる等の対処が必要かもしれません。小柄な女性はその辺がシビアになる可能性があります。お店で実物確認をする必要があると思います。

在庫処分等で、あるサイズのみ安売りになることがあります。自分のサイズでないものは、絶対にやめておいたほうがよいと思います。ロードバイクを爽快に走りたいために買うとおもいますので、安いからといって爽快にならないものを買う必要はまったくないと思います。すぐに後悔するとおもいます。やめておきましょう。

2.3. コンポーネント

フレーム以外のブレーキ、変速機等のことをコンポーネントと呼びます。

シマノ、SRAM、カンパ等の会社がコンポーネントを制作している有名な会社です。シマノでいうとロードバイク系コンポーネントはグレードの高いもの順に、デュラエース、アルテグラ、105、ティアグラ、ソラ、クラリスとなります。利用されているコンポーネントにより、ロードバイクの金額が大幅に変わってきます。

コンポーネントの選び方については、いろいろな意見があります。たとえば、「シマノであれば『105』以上がよい。」等の意見です。あえて私の意見をいうのであれば、コンポーネント選びは、なにが正解といったたぐいの問題ではないと思っています。初心者がロードバイクで爽快な走りをしたいのが目的の場合、ロードバイク系のコンポーネントであれば、なんでも構わないと思います。

なぜかというと、現在は、105はリアが11速ですが、数年前まで10速でした。現在は、ティアグラが10速です。コンポーネントはどんどん進化しているので、ティアグラレベルでも数年前の上位グレード並みの機能があると思えます。また、私は、ロードバイクを2台、クロスバイクを1台持っており。1台は105(11速)。もう一台はクラリス(8速)、もう一台はRX100(今はカタログ落ちの8速)です。クラリスでも古いRX100でも、調整さえしっかりできていれば、変速性能は十分です。もちろん低グレードのため重たいですが、走り出してしまえば問題ないレベルです。正直、クラリスでも不満がありません。

クリテリウム等のゴール前スプリントをするようなレースに出る方や、ヒルクライム(峠)に頻繁にいかれる方であれば、軽い方が楽なので上位コンポーネントを選ぶのもよいかと思います。また、デュラエース、アルテグラ、105が同じ11速構成のため、それぞれのグレードのミックスが可能です。例えば、手元のシフト(STIという)をデュラエースにして、変速機(ディレイラーという)は105のままといったことができます。そのため、部分的にアップグレードが容易な点が105以上を選ぶ理由として、よくあげられます。その辺も考慮にいれ、コンポーネントを選択してみてくだい。

2.4. フレーム素材

フレームは大きく分けて3種類あります。カーボン、アルミ、クロモリです。(本当はチタン等もう少しありますが、初心者の選択肢とならないと思われるので省略します。)

一般的には、次のようにいわれることが多いようです。

  • カーボン ・・・軽い、乗り心地がよい、高い
  • アルミ  ・・・やや重い、ダイレクト感がある
  • クロモリ ・・・重い、乗り心地がよい、ホリゾンタルでカッコいい

フレームについても、コンポーネントと同様、どれが正解といったものではないと考えています。お店や定期的に開催するサイクルフェスタ等で、試乗して体感することがもっとも手っ取り早いと思います。カーボン、アルミ、クロモリのバイクを保有しており、試乗もたまにさせていただくのですが、体感的にアルミでも柔らかいものもあれば、固いものもあります。カーボンもしかりです。一概に、素材をひとくくりにして、考えることはできないなという印象です。ちなみに、私が持っているロードバイクの中で一番よいと思えるのは、カーボンロードです。カーボンロードは一日300kmを走った時もそんなに疲れずに走ることができました。

購入候補のロードバイクまで絞って、フレーム素材で悩まれるのであれば、試乗で解決が一番よいと思います。

まとめ

  • 本当にロードバイクでよいのかは自分に問い直してみましょう。
  • 予算を確認し、自転車+周辺グッズの費用を考えておきましょう。
  • なんだかんだで気に入った自転車を選んでおけば満足できます。
  • 実店舗で購入するメリットが自分にあるかどうか考えましょう。
  • サイズは絶対に妥協してはダメです。
  • コンポーネントとフレーム素材は、所有感を満たしてくれますが、そこが自分にとって重要かは、判断しましょう。

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