ロードバイク

自転車(ロードバイク・クロスバイク)のパンク修理(チューブの交換方法)

投稿日:2019年5月15日 更新日:

こんにちは、うっさんです。
ロードバイクやクロスバイクに乗っていて、パンクしたとき用にチューブやらハンディーの空気入れは携帯しているけど、実際にはパンク修理(チューブ交換)をしたことないなぁ。
外出先で、パンクしたら直せるのかな?と思っている初心者の方に向け、パンク修理方法を解説します。
ロードバイクやクロスバイクは、ママチャリに比べパンクしやすいのに、遠くまで走ります。
人里離れた山道でパンクし、パンク修理ができないとなると、途方に暮れることになっちゃいます。
一旦お家で練習しておくことをお勧めします。(*’▽’)
この記事を読むことで、クリンチャータイヤのパンク修理(チューブ交換)ができるようになります。
筆者はロードバイク歴4年目で、外出先のパンク経験2回、乗ろうとしたらパンクしていた経験1回、タイヤを変えたりホイールを新しく買ったり等で、チューブ・タイヤ交換経験たくさんですので、パンク修理(チューブ交換)は割となれています。

■目次
・チューブ交換かチューブ修理
・パンク修理に必要なもの
・パンク修理方法
 ・自転車からホイールを外す
 ・ホイールからタイヤを外す
 ・チューブを取り出す
 ・新しいチューブを入れる
 ・タイヤをはめる
 ・自転車にホイールを戻す
・パンクの原因

チューブ補修かチューブ交換か

パンク修理には2通りあります。

一つ目はチューブの穴にパッチを貼って、チューブを補修する方法です。
利点は、コスパがよいことですね。
安いパッチのみ使うので、お高目なチューブを消費する必要がないことです。
欠点は、やや難易度が高く時間がかかることです。
チューブの穴を見つけるのが難しく、時間がかかること、パッチがうまく貼れておらず補修に失敗することが割と多いことです。

2つ目はチューブ自体を交換してしまう方法です。
利点は、短時間で作業が終わることと、チューブ補修のように失敗が少ないことです。
チューブを入れ替えるだけですから、慣れると簡単な作業です。
欠点は、多少高いチューブが必要なことです。

グループライドの際は、他の皆様を待たせてパンク修理をすることになります。
はよせい(-。-)y-゜゜゜
という視線が痛いので、グループライドのパンクはチューブ交換が基本です。
また、ソロツーリングで時間に追われている(宿のご飯の時間や、日が落ちてしまう等)ときも、チューブ交換がよいでしょう。
チューブを再利用したい場合は、家や宿の明るいところで、落ち着いてパッチ修理すればよいと思います。

パンク修理に必要なもの

パンク修理に必要なものです。

  • タイヤレバー
  • 替えチューブ
  • 空気入れ
  • パッチ(チューブ補正の場合のみ)
  • タイヤブート(念を入れたい人のみ)

外出の際には必ず持っていきましょう。
パンク修理以外の持ち物は、以下の記事を参考にしてください。

チューブ

チューブは種類が豊富なので、いろいろ試してみましょう。
チューブの種類については、以下の記事を参考にしてください。

替えチューブとして長期間サドルバックやツールボトルに入れる場合、保管が容易なブチルチューブがよいでしょう。

タイヤレバー

なんでも大丈夫ですが、3本セットのものを用意しましょう。
(ホームセンターで売っている1本だけのものは、初心者にはきついです。)

携帯ポンプ(Co2バルブ)

携帯ポンプに加え、Co2バルブがあれば楽です。

タイヤブート

タイヤに穴が空いたり裂けたりした際に、タイヤの中側からあてがいチューブがにゅるっと外にでないようにする応急処理用のツールです。
なければ、ガムテープやQuoカード。。でも何とか凌げるかもしれません。(*’▽’)

パンク修理方法

自転車からホイールを外す

自転車からホイールを外したことがない方は、以下の記事を参考にしてみてください。

ホイールからタイヤを外す

ホイールからタイヤを外すには、タイヤレバーを使います。
タイヤレバーをホイールのリムとタイヤの間に差し込みます。
タイヤレバーを差し込む場所は、空気入れるところ(バルブ)と反対側がよいでしょう。
タイヤレバーのV(谷部分)をタイヤのビートに引っ掛けます。
(差し込むと大体引っ掛かるようになってます。)(*’▽’)

引っ掛けた状態で、てこの原理で下側(ホイールの方)に倒すとタイヤがリムから外れます。
下側に倒したタイヤレバーは、スポークに引っ掛けます。(タイヤレバーの持ち手部分にスポークに引っ掛けるようの溝があるものが多いです。)
続いて、2本目のタイヤレバーを10cmぐらいかな、スポークでいうと2本先ぐらいのところに差し込み、同様にタイヤをリムから外します。

ここまでくると後は簡単です。
隙間に3本目のタイヤレバーを挟んで、リムに沿ってスーッと移動させるとタイヤがリムから離れていきます。
片側のタイヤをリムからすべて外します。
チューブを再利用したい人は、タイヤレバーでチューブを傷つけないように注意しながらどうぞ。

タイヤの種類により、タイヤの外し易さは異なります。
僕の経験ですと、大きい幅のタイヤ(32cぐらいのシクロクロス用のタイヤ等)は外しやすい傾向があります。 写真のやつです。
『だからなんなんだ』っていわない(*’▽’)

チューブを取り出す

バルブを抜いてから、バルブ側からチューブを抜いてもいいですし、バルブを残してバルブの反対側のチューブから抜いて、最後にバルブでもいいです。
とにかく、チューブを引っ張りだしてください。(*’▽’)

軽くチューブを見て、穴が開いているところが分かれば、穴の位置周辺のタイヤの裏側を調べてみます。
なぜかというと、タイヤに穴が開いてたり、釘等突起物が刺さっていたら、チューブを入れ替えた瞬間パンクするからです。
チューブを観察している時間がない時は、タイヤの裏側全体を手で触ってみて異常がないか確認するしかないですね。

新しいチューブを入れる

チューブに少し空気を入れます。
チューブに少し空気を入れておくと、チューブのねじれを防ぐことができますし、リムとタイヤにチューブが挟み込まれることが少なくなります。

まずはバルブをホイール穴に真っすぐ差し込みます。
バルブ側からチューブをタイヤに入れていきます。
ここで、バルブ部分が真っすぐ入っていない、もしくはチューブをねじれた状態でタイヤに押し込めると、割と高い確率ですぐパンクします。
丁寧にチューブをいれてくださいね。
外出先に替えチューブって、そんなにたくさん持って行って行かないと思うので(*’▽’)

タイヤをはめる

チューブがリムの中に納まったら、タイヤの端(ビードともいいます)をリムに入れていきます。
バルブ側から手でタイヤをはめていきます。
タイヤをはめつつ、手でタイヤをはめていく方向に延ばしていきます。
外側に『寄せて~寄せて~』という感じです。(*’▽’)
なぜかというと、最後の最後でタイヤの長さが足りずにタイヤをはめることができなくなるのを防ぐためです。
はめながらタイヤを伸ばしていくと、最後が楽になります。
それでも嵌らない場合は、タイヤレバーではめ込みます。
タイヤを外した時とは逆向きにタイヤレバーを差し込み、V部分をリムに引っ掛け、上側に持ち上げればタイヤをはめることができます。
その際、チューブを傷つけないように注意しましょう。といっても難しいですけどね。
手で最後まではめられるのがベストですね。
そのためには、タイヤを『寄せて~寄せて~』のくだりが必要になります。(*’▽’)
タイヤのビートが全てリムに収まったら、リムとタイヤの間にチューブが挟まっていないか確認します。
チューブが挟まっていると、段差等で簡単にリム打ちパンクをしてしまいます。
チューブが挟まっていないか、タイヤを左右にずらしながらタイヤを一周させて確認しましょう。

自転車にホイールを戻す

タイヤに少しだけ空気を入れ、タイヤを左右に揉んでみてください。
これをすることで、タイヤのビートの入りが甘いところ(入り過ぎているところはないと思うけど)が、均一化します。
逆に言うと、これをしないとホイールが振れていなくても、やや振れたような感じになることがあります。
自転車にホイールを戻し、規定値まで空気を入れます。
外出先では、インジケーター付きのハンディー空気入れを持っている人は少ないと思うので、空気圧は経験と勘で割り切りましょう。
僕の感覚だと、タイヤを親指と人差し指で押してみて凹んだら『空気圧がたりないかな。もう少し入れておこう。』と思うぐらいです。
体重もあると思いますが経験上、最低5bar入っていれば、パンクの心配はなく走ることができると考えています。

パンク修理としては以上です。慣れれば、チューブ交換であれば20分くらいですかね。
空気を入れるのに時間がかかりますね。
Co2ボンベがあれば、10分くらいでできるかな。(*’▽’)

パンクの原因

パンクを少なくするために、注意できることがあります。
チューブもタイヤも正常に組付けられている場合、パンクの原因の多くは次の2点だと思います。

・空気圧が低すぎる
空気圧が低すぎると、段差等のショックで、段差とリムにチューブが圧迫されてパンクする。

・道路の端を走りすぎている
道路の端は、斜めになっておりゴミが溜まりやすい形状になっています。
そのため、パンクを引き起こすような金属片やガラス片がゴロゴロしています。

対応策については逆のことをすればよいだけです。(*’▽’)
・外出前には空気を補充する
・道路の端は走らないようにする

初心者は、「車が怖い」もしくは「車に変に気を使い過ぎる」ため、道路の端を走り過ぎることが多い気がします。
自転車も車道を走ることがデフォルトなので、車に変に気を使いすぎはよくないですよ。(*’▽’)
以上、うっさんでした。

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