この前一緒にサイクリングしていた人が、「タイヤ(ホイール)を外したことがない。特に後ろタイヤ(ホイール)を外すと、何かが起きそうで怖い」といっていました。
おそらく、何が起こるかわからないことと、起きた時にどうすればいいのかがわからないことが重なって、タイヤを外せない。ということだと思います。
今回は、早い話が、外しても(おそらく)何もおきない、心配せず外そうというお話です。
この記事を書いている僕は、ロードバイク歴3年ほど。
はじめてロードバイクを買ったときは、何がなにやらよくわからなかったですが、数年たった今の知見から書いてみたいと思います。
■目次
- 前タイヤの外し方
- 後タイヤの外し方
- 前タイヤの付け方
- 後タイヤの付け方
- タイヤ(ホイール)を外したことにより調整は必要か?
ロードバイクのタイヤ(ホイール)の外し方
ほんとは写真とか、動画の方がいいですよね。時間があれば更新します。( ;∀;)ジャマクサイノ
注)自転車を裏返す人が多いみたいなんだけど、必要性をあまり感じないので、
以下のやり方 では裏返してません。
前タイヤの外し方
- ブレーキのクイックレバーを上にします。そうするとブレーキシューが開き、タイヤが外しやすくなります。
- 最近はタイヤが太くなっている傾向があるので、28c( タイヤの幅 )以上では、空気を抜いておかないと外せないタイヤもあると思います。
- ホイールのクイックレバーを起こします。そして、フォークから外れるところまでクイックレバーを緩めます。
- 自転車本体を持ち上げるとタイヤが外れます。
後タイヤの外し方
- ブレーキのクイックレバーを上にします。そうするとブレーキシューが開き、タイヤが外しやすくなります。最近はタイヤが太くなっている傾向があるので、28c以上では、空気を抜いておかないと外せないタイヤもあると思います。
- 後ろギアをハイ(一番小さいギアへ)側に移動させます。タイヤを外しやすくするためチェーンを緩ませる目的と、タイヤを付ける際に、ハイ側で取り付ける習慣にしておいた方が、迷わないからです。
- ホイールのクイックレバーを起こす。起こすだけで、それ以上緩める必要はないです。リヤはフロントとは違いクイックレバーを起こすだけでタイヤが外れます。
- サドルとタイヤを持って、サドルをもち上げるとタイヤが外れます。チェーンはスプロケに引っかかるので、手でチェーンを外すか、持ち上げているサドルを少し下げて(チェーンを緩めて)タイヤを少し斜めに移動させるとスルッと外れます。
前タイヤの付け方
基本外し方の逆ですね。
- ブレーキのクイックレバーが上になっていることを確認します。
- フォークにホイールをセットします。
- ホイールのクイックレバーを閉め最後にクリックレバーを倒して固定します。
- ブレーキのクイックレバーを下にします。忘れているとブレーキが利きにくいので要注意です。
後タイヤの付け方
- ブレーキのクイックレバーが上になっていることを確認します。
- 後ろギアがハイ(一番小さいギア)側になっていることを確認します。 (タイヤがついていない状態でも、ギヤは動かすことができます。一番外側へギアを移動させてください。)
- ホイールに付いているギア(スプロケット)の一番小さいギアとチェーンを合わせ押し込み、ホイールの固定位置に移動させます。(慣れてくると自然に固定する場所まで移動するようになります)
- 外す際にホイールのクイックレバーを起こしただけであれば、倒せば固定されます。
- ブレーキのクイックレバーを下にします。忘れているとブレーキが利きにくいので要注意です。
タイヤ(ホイール)を外したことにより調整は必要か?
基本的に調整は必要ありません。
なぜならば、リアディレイラ(後ろの変速機)で調整できるのは、可動域の調整(11速では、1~11速までのスプロケの幅に合わせた横幅)のみです。
そのため、同じホイールかつ同じスプロケであるならば、稼働域が変わるはずがないので調整の必要はないです。あとは、ワイヤーが伸びて設定当初とずれている可能性はありますが、ホイールを外したことと直接の関係はないです。
違うホイールに変える場合は、オフセット(中心をずらした)なホイール等もあるので、スプロケの位置が若干異なるものもあるかもしれません。
その場合は、可動域の調整が必要なのかなとおもいます。ただ、私が持っているホイール4セットのうち、1つはオフセットリムなんですが、どれも調整が必要なくホイールによって、ほんとに可動域異なるの?という疑問を持っています。( 一一)
とりあえず、外出先のパンク修理の時に初めて、後タイヤを外すことになるのは、いやな予感がするので(おそらくパンク修理もしたことないんじゃあ?)、後タイヤを外したことがない人は、早めに後タイヤを外してみてください。
まとめ
- 後タイヤ(ホイール)を外しても、おそらく何もおきないので、外してみましょう。
- 外出先のパンク修理で初めて後タイヤを外すことになるのは、ハードルが高すぎる気がするので、早めに体験しちゃいましょう。
関連記事 こちらもどうぞ
>>ロードバイクタイヤの交換時期
>>ロードバイクのタイヤの空気圧はどれぐらいが適正?
>>ロードバイクのチューブの交換時期と新しいチューブの選び方
>>ロードバイクチューブの保管方法および廃棄方法