こんにちは、うっさんです。(*’▽’)
ロードバイクのタイヤって、購入時についているクリンチャー用以外に、どんなものがあって、どんな特徴があるのかな?
と思ったことがありませんか。
この記事を読めば、タイヤの種類と特徴が分かります。
■目次
・ロードバイクのタイヤの種類と特徴
・クリンチャー
・チューブレス
・チューブラー
・メリット・デメリット
・まとめ
ロードバイクのタイヤの種類と特徴
今日は、ロードバイクのタイヤの種類について解説します。
歴史的には、昔はチューブラーと呼ばれる、チューブとタイヤが一体式のタイヤが主流でした。
そこから、ミシュランが火付け役となり(と聞いたことがありますが、ネットをみても、そんな記事は見つけられませんでした。だれから聞いたんだろ( 一一))、クリンチャーとよばれる、チューブとタイヤを別々にした形が広まりました。
その後、そもそもチューブはいらないだろうということで、タイヤだけのチューブレスが出てきています。
車のタイヤと同じ原理ですね。
で、基本どれが偉いとか、そういった、たぐいの問題ではありませんので、特徴・用途に合わせて選んでいくことになります。
それでは、3種類をひとつひとつみていきましょう。
クリンチャー
完成車では一部を除きクリンチャーホールで組まれています。
そのため、クリンチャーは、一番普及している方式になります。
ロードバイクに限らず、ママチャリ等もこの方式が採用されています。
タイヤとチューブが別々になっており、タイヤとリムの内側にチューブを配置し、チューブに空気を入れることで、空気圧を得る構造です。
ロードバイクのクリンチャー対応ホイールは数多くリリースされており、選びたい放題です。
また、クリンチャー対応タイヤも、いろいろなメーカーから、いろいろな用途のタイヤがリリースされ、こちらも選びたい放題です。
なので、クリンチャーは、いろいろなタイヤやホイールを試せるので、楽しいですね。
そうです、逆にいうと、クリンチャーに嵌ると、ものすごいお金がかかります。( 一一)
転がり抵抗の点では後述するチューブラーよりも優れているそうです。
チューブの選び方については、別記事を参照ください。
>>ロードバイクのチューブの交換時期と新しいチューブの選び方
こちらの記事でも書きましたが、チューブを購入する際は、外径、タイヤ幅、リム高、バルブ種類を確認しましょう。
チューブレス
チューブを使わずタイヤとリムで空気を保持します。
車のタイヤと同じ構造です。
専用のタイヤとホイールが必要で、空気が漏れないように、タイヤとリムが、がっちり固定する構造になっています。
そのため、多少ホイールにタイヤをはめるのが難しいです。
クリンチャーホイールで、チューブレスレディー仕様のものは、クリンチャーとしてもチューブレスとしてもどちらでも利用可能です。
チューブがないことで、当然ですが、チューブに起因する問題が発生しません。
タイヤへのチューブの噛みこみや、リム打ちパンクのことです。
チューブレスは、リム打ちパンクが起こらないので、低空気圧で運用するマウンテンバイクではよく採用されています。
パンクについても、チューブがないため、クリンチャーのように、一瞬で空気がぬけません。
クリンチャーはチューブが破裂し、空気が一瞬で排出されるので、地面にリム打ちすることになり落車の危険がありますが、チューブレスは、チューブがないため、ゆっくり空気が抜けます。
もちろん、タイヤが裂けた(サイドカット等)とかなら、速攻で地面にリム打ちしますよ。(*’▽’)
チューブレスはパンクをすると、タイヤブート(タイヤの穴を防ぐシールのようなもの)をかまして、チューブを入れてパンク修理をします。
なので、
『チューブレス パンクをすると クリンチャー』ということです。(*’▽’)
また、タイヤにシーラント(パンク時穴を塞いでくれる液体)を入れることもあります。
シーラントを入れることで、細かい穴が開いた場合は、勝手にふさいでくれます。大きい穴は無理ですよ。(*’▽’)
チューブレス専用タイヤは、バリエーションが少ないです。
チューブレスタイヤが普及していかないのは、これが原因の一つだと思います。( 一一)
チューブが必要ない分は軽くなりますが、その分ホイールとタイヤが、重くなりますし、シーラントをいれればなおさら重くなります。
ただし、乗り心地が良いし、チューブに起因する問題は発生しなくなります。
低圧運用可能なのが、一番のメリットのように思いますが、マウンテンバイクであればそのような運用をしますが、ロードバイクでしますかね。
チューブレスタイヤをロードバイクで使うのは、どんなときでしょうね。
使っている人に聞くと
「気持ちいい!」らしいです。 (*’▽’) 大事ですよね。
『チューブがないので、路面とのダイレクト感が半端ない。下りが最高!』
とのことです。(*’▽’)
チューブラー
タイヤとチューブが縫い付けられた一体構造になっています。
クリンチャー・チューブレスのようにタイヤをはさみこむホイールの金属部分が不要のため軽量です。
テープ・セメントで、ホイールに張り付けます。
中身のチューブは、ラテックスチューブのため、パンク時もスローパンク(徐々に空気が抜けていく)になることが多いです。
ラテックスチューブがタイヤで覆われているので、カーボンホイールが、チューブラーでは使えます。
(カーボンクリンチャーでは放熱の関係上、基本ラテックスチューブが使えません。)
ロードレースでは、基本チューブラーが使われます。
おそらく、チューブ破損時、急激なエア抜けによるリム打ちを防ぐことができるため、安全面から選ばれていると思われます。
パンク時を含め、タイヤの交換が面倒です。
慣れれば、タイヤを剥がして、シールでくっつけるだけだから、簡単っていう人もいます。(*’▽’)
修理は不可(本当は不可ではないが、縫い合わせをほどいて、再度縫い合わせては、外出では事実上無理だろう)のため、外出時は予備タイヤ(割とかさばる)を携帯します。
チューブラータイヤも専用ホイールが必要です。
一般的に競技では、チューブラーが使われるようです。
転がり抵抗だけを考えると
チューブラー > クリンチャー >チューブレス
のはずなので、安全面を考慮しなければ、チューブレスになるはずなんですけどね。
ただ、高性能のチューブレスタイヤは、あるのかな?(*’▽’)
メリット・デメリット
それでは、メリット、デメリットをまとめてみましょう。
メリット | デメリット | |
クリンチャー | ・気軽にタイヤ、チューブを交換可能 ・タイヤ、ホイールの選択肢が広い ・パンク時チューブのみやタイヤのみの交換ができ、低コストで運用できる | ・チューブ起因のパンクが起きやすい ・チューブレス、チューブラーに比べ乗り心地がよくない ・カーボンホイールにラテックスチューブが基本使えない。 |
チューブレス | ・リム打ちパンク等チューブ起因のパンクがない ・クリンチャーに比べ乗り心地がよい ・転がり抵抗が低い(走行が気持ちいい) ・パンク時にゆっくり空気が抜ける | ・シーラントや、リムとタイヤのかみ合わせも強いので、気軽なタイヤ交換ができない ・専用のホイール、タイヤが必要 ・携帯ポンプで空気を入れることが困難 ・タイヤが高額 ・タイヤの種類が少ない |
チューブラー | ・軽量・乗り心地がよい ・ラテックスチューブがタイヤでおおわれているので、カーボンホイールでも使える ・パンク時にゆっくり空気が抜ける | ・クリンチャーに比べホイールが選べない ・替えタイヤが高い ・パンク修理・タイヤ交換が非常に面倒 ・外出時の予備タイヤの持参がかさばり厄介 |
どれも、メリット・デメリットがありますね。すべてを試したくなりますね。
自分で試していると、すごいお金がかかりそうなので、チューブレスやチューブラーにしている人がいれば、体験させてもらうのがいいと思いますよ。(*’▽’)
まとめ
- 大きく分けて、クリンチャー、チューブレス、チューブラーの3種類があります。
- 競技ではチューブラーが使われます。おそらく安全性のためです。
- チューブレス、チューブラーは乗り心地がよいとされます。
- 転がり抵抗の低い順に、チューブレス、クリンチャー、チューブラーになります。
- それぞれに、メリット・デメリットがあります。特徴に応じて選択しましょう。
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